お家のスマートメーター交換体験談|費用0円作業30分で交換完了!

スマートメーター 交換 体験談

お家の電気代を削減したい! 

そう思って電力会社を切り替えようと思ったあなたは、こんなことをお考えではないでしょうか。

スマートメーターへの切り替えに必要な工事でも、家の中に他人を入れるのは不安…。  
メーター切り替え工事の立ち合いの時間はどれくらいかかるのかな…。  

電力会社の切り替えに魅力を感じていても、最初に必要なスマートメーター交換が心理的な障壁になるかもしれません。
どんな作業をするのか、こちらの都合に合わせてくれるのか心配ですよね。

私の実家で、新電力を切り替える際に、実家の母(63)もみなさんと同じことを言っていました。

結果からいうと、(当たり前ですが)何のトラブルもなくあっという間にスマートメーターの交換が終了し、母も安い電気代に喜んでいます。

今回は、私が実家で実際にスマートメーターの交換に立ち会った際の順序を全て公開します。
新電力への切り替えを検討している人の参考になれば幸いです。


1. 一般電気事業者からメーターを交換するという書面が届く

新電力会社へ切り替えを申し込んでからしばらくして、中部電力から案内状が届きました。

スマートメーターへの交換の案内状です。

1-1. 案内状の内容

新電力への切り替え申込後、こんなA4サイズの案内状が届きました。

スマートメーター交換の案内状

日付と交換に関する注意事項です。

日付が大まかな日付であったこと、中部電力管内なのに「無停電」となっていたことが気になって、中部電力へ問い合わせてみました。

1-2. 無停電と日程について中部電力と調整の連絡

中部電力へ日付と無停電作業ということについて問い合わせてみました。

・今回は作業する委託工事会社が無停電でできる会社なので、無停電と案内した。
・原則として、停電作業を伴う、立ち合いが必要であると案内しているので、今回が特別。
・無停電で作業する場合、サービスブレーカーは設置したままになる。
・サービスブレーカーを設置したままの場合、容量を変更する際などに立ち合いをお願いする。
・今回立ち合いできるなら、合わせてサービスブレーカーを取り外すこともできる。
・無停電での作業の場合、立ち合いが不要なこと、天候によって作業できない場合があることから、大まかな日付にしている。

今回はたまたま無停電で交換できる委託工事会社が作業することになったので、無停電での作業案内となり、日付も幅をもたせたということです。

実際の作業をみたかったので、立ち合い可能であること、せっかくなのでサービスブレーカーも取り外してほしいことを話しました。
その上で、日付を決めてもらうようにお願いしたところ、日付と開始時間まで決めてくれました。

都合が悪かったり、希望があれば電力会社も調整してくれます。
案内状の連絡先に電話して、きちんと話しましょう。

サービスブレーカーの役割と取り外すメリット

サービスブレーカーとは、使用容量基準にして電力会社と契約している場合についているブレーカーです。
50Aの契約なら、50Aのブレーカーがついています。
契約容量以上に電気を使えないよう管理する役割があります。

スマートメーターに交換すると、スマートメーターで契約容量を管理するので不要になります。
サービスブレーカーを設置したままでも問題ありませんが、取り外すことで、3つのメリットがあります。

・電気の使いすぎによる停電時に、サービスブレーカーまで落ちる心配がない
・契約容量を変更する際に、屋内作業が必要なくなる
・故障する可能性がある部品が1つ減る

立ち合いが可能でしたら、スマートメーターへの交換と一緒に取り外すことをお勧めします。

停電が必要でも立ち合いが必要とは限らない

屋内作業が必要な場合は、出入りのために立ち合いが必要になります。
停電するけど屋内作業がない場合、立ち合う必要がないこともあります。

電力会社によっても異なります。次の記事を参考にしてください。

電力会社別にわかるスマートメーター交換時の停電と設置後の対処法まとめ


2. スマートメーター交換当日の作業

当日の作業にかかった時間や流れを紹介します。

2-1. 作業開始前に挨拶と準備、停電の確認がある

当日は10分ぐらい前に作業員の方が2人到着し、準備して約束の時間に工事を始めると挨拶がありました。

工事前に準備していたのは次の通りです。

・メーターの場所を確認して、カバーを開ける
・工具類を作業する場所まで移動させる
・サービスブレーカーの位置確認

準備完了後、「これから停電しますけど、パソコンとか先に電源落とすものありますか?」と確認がありました。

2-2. 作業時間にかかった時間は25分程度

停電を確認してから、メーターの交換とサービスブレーカーの取り外し作業に入ります。

作業時間は全体で25分程度、そのうち停電している時間は15分程度でした。
途中お話を聞いたり、写真を撮らせてもらっていましたので、早ければもう5分くらい短く終わりそうでした。

作業の順番は次の通りです。

ブレーカー落とす → メーター交換 → サービスブレーカー取り外し → 通電 → 分電盤の絶縁確認 → スマートメーター設定確認

メーター交換とサービスブレーカーの取り外しは2人で並行して作業しました。

屋内作業は準備も含めて次の5つです。

・サービスブレーカーの位置確認
・工具の移動
・ブレーカーを落とす
・サービスブレーカーの取り外し
・分電盤の絶縁確認

準備段階から作業完了まで、作業員のどちらかが分電盤の周辺で作業していました。

2-3. 実際の作業工程はあっという間に終わる

スマートメーターは電線を外して感電しないように保護し、ネジを外してあっという間に付け替えてしまいました。

交換前のアナログメーター

交換後のスマートメーター

10分もかかりませんでした。

サービスブレーカーを取り外した後には、電線を繋ぐための部品をつけました。

取り外し前のサービスブレーカー

サービスブレーカー取り外し後につけた直結用部品

部品取り付け後、一通り漏電していないか確認してから蓋を閉めました。

漏電の確認

蓋を閉めた分電盤

最後にスマートメーターの設定作業を行なって作業終了です。

スマートメーターの設定作業

スマートメーターの無線通信できる機能を活かして、タブレットで設定していました。

2-4. 消費者側で行う作業

今回こちらで行なった作業は3つです。

・サービスブレーカーの場所を案内した
・分電盤の下の棚を移動させた
・停電前にパソコンの電源を切った

メーターの場所がわかりにくいところにある場合や、取り替え作業のために鍵を開ける必要がある場合などは鍵開けや案内が必要になるかもしれません。

それでも、どれも1分もかからない作業でした。

2-5. サービスブレーカー取り外し後にできる隙間はそのままでも問題ない

作業後に1つだけ気になることがありました。

部品と分電盤の間の隙間

サービスブレーカーの代わりにつけた部品と分電盤の間に隙間があることです。
ちょっと見づらいですが、赤い四角と青い四角の間に隙間ができています。

この隙間、開いていても問題ないそうですが、気になるようなら白いテープで塞ぐ、紙を貼り付けるなどして塞いでも良いそうです。

綺麗に塞ぎたい場合、分電盤自体の交換する必要があります。

なお、分電盤は電力会社ではなく個人の持ち物です。交換する場合は個人の負担になります。


3. 電気代が本当に安くなったのか請求書で確かめる

今回スマートメーターに交換したのは、新電力に切り替えて電気代を節約するためです。

実際に電気代が安くなったのか確かめるために、5月分の請求書を公開します。

新電力電気代の請求書

※画像を拡大できます。

1本の電話と30分の立会いだけで、これまでの契約と比べて、5.1%電気代を節約できました。

シミュレーションでは、年間で約1万円電気代を削減になります。
5月は去年に比べて電気の使用量が少なかったので、その分節約額も小さくなりました。

 


まとめ

作業員がきてから作業が終わって去って行くまで30分程度、そのうち停電していたのは15分程度でした。
今回は次の理由で余計に時間がかかっていますから、通常はもっと早く終わると思います。

・駐車位置を変えてもらった
・作業中に写真を撮らせてもらったり、お話を聞いていた

立ち合いも、屋内作業のために出入りするからいてください、程度のものでした。
実際に交換してもらうと非常にあっという間です。

スマートメーターへの交換について注意するポイントは3つです。

① 案内状を確認して、電力会社と日程調整しておく
② 電力メーターやサービスブレーカーの周りを片付けておく
③ サービスブレーカー取り外し後の隙間が気になるなら、塞ぐためのテープを用意しておく

立ち合いの時間がなかなか取れないからと躊躇している方も、一度電力会社に相談してみてはいかがでしょうか。

 

中部電力以外の電力会社管内についても、停電や立ち合いについて一通り問い合わせてみました。
他の電力会社管内の方は次の記事を参考にしてください。

電力会社別にわかるスマートメーター交換時の停電と設置後の対処法まとめ