2016年7月の発電量と天気 【岐阜・三重・愛知】

岐阜三重愛知2016年7月の発電量

今月の発電量、先月より多かったけど、これで問題ないのかな?

あなたは、こんな風に不安になったことはありませんか?

7月、8月は特に発電量の多い時期です。
この時期に故障などで発電ロスがあれば、年間発電量や売電による収支計画への影響は大きくなります。

この記事では、岐阜県、三重県、愛知県に設置された太陽光発電(地面設置)の月間発電量のデータを設置パネル容量・パワコン容量とともに公開しています。

発電量のデータは、昨年同月との対比が必要なためソラサポで設置していただいたお客様の発電量を1年以上、遠隔監視をしたものです。周囲に影となる建物が出来るなど発電量に影響を与える変化のない発電所を対象としています。

発電量を比較してわかること 発電量の比べ方

公開データとあなたの発電量を比較することで、異常の早期発見や、無駄なメンテナンス費用の回避ができます。

  • あなたの設置場所と【近い地域】で比べてみましょう
  • あなたの発電所と【同規模】で比べてみましょう。
  • 【1kWあたりの発電量】で比べてみましょう。
  • 【昨年同月の発電量】との割合を比べてみましょう。

*予想発電量は、傾斜面日射量×太陽光パネル設置容量(kW)×各種係数(パワコン変換効率、温度係数など)
で計算することができます。

この記事では、天候の目安として「日照時間」のデータを記載しております。
日射量ではありませんのでご注意ください。

1. 2016年7月の天気

晴れた空の写真
7月は晴天が多かった

7月は雨が少なく、晴れた日が比較的多かった印象です。
6月が梅雨で降水量が多く日照時間が短かったので、その差を特に大きく感じたのではないでしょうか。

気象庁は、2016年(平成28年)7月の天候の特徴は以下のとおりに発表しています。

  • 東・西日本、沖縄・奄美は高温、北日本の気温は平年並
    東日本以西は、暖かい空気に覆われたため月平均気温は高く、特に沖縄・奄美では平年差+0.9℃で1946年の統計開始以来1位タイの高温だった。一方、北日本では寒気の影響を受ける時期があったため、月平均気温は平年並だった。
  • 東日本太平洋側と東北地方の降水量は少なかった
    東日本太平洋側と東北地方では、梅雨前線の影響が弱く降水量が少なかった。
  • 九州南部の降水量はかなり多かった
    九州南部では、月の前半はたびたび大雨となったため、月降水量はかなり多かった。
    (引用元:気象庁  報道発表資料『7月の天候』より)

7月は地域によって雨が多かったり、少なかったりしたようです。
夏になると気になるのが気温のこと。
気温が高くなると、太陽光パネルの発電能力が低下します。
沖縄・奄美では1946年の統計開始以来、最も高温な年と同じ平均気温になり、暑くなりました。
それでは、岐阜県、三重県、愛知県の日照時間と発電量を見ていきましょう。

2. 岐阜県の日照時間と発電量

岐阜県の画像岐阜県の日照時間(今月と昨年の比較)

下の表は、気象庁が発表した、岐阜県内の観測地点における今月の日照時間です。
また、日照時間の平年比(※)、昨年比を算出しています。

観測地点 日照時間(h) 平年比 昨年比
岐阜 181.8 109% 126%
高山 150.6 103% 96%

気象庁(報道発表資料)より作成
※平年比とは、1981年から2010年までの30年間の平均日照時間との比較した数値。太陽光発電のシミュレーションは、多くの場合この「平年比」を用いて予想発電量を算出します。

「岐阜」は平年比9%増昨年比では26%増になりました。
一方「高山」では平年を上回ったものの、昨年比は4%減になりました。
「岐阜」と「高山」では日照時間が31時間違うので、比較する際は注意してください。
それでは、岐阜県内の実際の発電量と昨年比を見ていきましょう。

岐阜県の発電量(今月と昨年の比較)
※ご紹介するデータは、遠隔監視装置を設置して1年以上経過(昨年同月と比較するため)している太陽光発電所のものです。
※特殊な条件で設置している発電所を除いた平均的な太陽光発電所から無作為に抽出したデータです。
※架台の設置角度や方位によって発電効率は変わりますが、大まかな目安を得ることが目的なので無視します。

設置場所 パネル(kW) パワコン(kW) 今月の発電量(kWh) 今月/昨年
安八郡 64.60 49.5 7484.0 129%
安八郡 44.00 39.6 5672.3 111%
安八郡 59.00 49.5 7324.5 112%
安八郡 50.00 49.5 6086.1 112%
揖斐郡 44.52 39.6 5100.4 115%
揖斐郡 53.04 49.5 5893.5 112%
揖斐郡 33.18 29.7 3299.4 100%
揖斐郡 24.03 20.2 2682.8 113%
大垣市 26.00 29.7 2618.0 106%
大垣市 40.28 29.7 4129.2 110%
海津市 22.53 16.5 2441.5 112%
可児郡 58.14 49.5 5403.7 84%
可児郡 48.96 39.6 5951.2 105%
加茂郡 27.00 23.2 3262.6 110%
加茂郡 18.50 16.5 1946.4 108%
関市 30.60 19.8 3516.2 109%
関市 59.40 49.5 6453.8 110%
土岐市 34.00 29.7 4180.1 109%
中津川市 66.30 49.5 8012.0 104%
中津川市 63.60 49.5 7864.5 105%
中津川市 42.27 36.3 4649.7 104%
羽島郡 57.42 49.5 7466.2 115%
羽島郡 42.40 39.6 4992.6 114%
羽島郡 63.00 49.5 7841.2 117%
瑞浪市 62.22 49.5 7639.9 108%
岐阜市 13.50 11.0 1579.2 117%
岐阜市 35.19 33.0 3786.7 107%
岐阜市 61.20 49.5 7209.8 107%
岐阜市 54.32 49.5 6259.9 119%
瑞穂市 27.04 22.0 3448.2 113%
本巣市 15.90 15.4 1922.7 113%
本巣市 20.14 19.8 2217.1 104%
山県市 10.80 11.8 1107.4 114%
岐阜県に設置した太陽光パネル1kWあたりの月間発電量(kWh) 116.1 110%

岐阜県の発電量は昨年比で約10%増、という結果になりました。
「岐阜」の日照時間が26%増なのに対して増加分が少なく思えますが、発電量は時間帯によって大きく異なります。
朝、夕のよく晴れて日照時間が昨年より長くなっても、発電量の差はそれほど大きくなりません。
日照時間は目安として考えてください。
表の一番下には、「岐阜県に設置された太陽光パネル1kWあたりの月間発電量(kWh)」を記載しております。

岐阜県では「116.1(kWh)」ですので、あなたの太陽光発電のパネル容量を掛け算して、実際の発電量と比べてみてください。

(例)あなたの太陽光発電システムが8.0kWだった場合。
【計算式】 116.1 × 8.0 = 928.8(kWh)
7月の月間発電量は、928.8(kWh)前後のはずです。
この計算式で求めた結果より20%以上も下回る場合は、太陽光発電システムに不具合や故障があるかもしれません。

3. 三重県の日照時間と発電量

三重県の画像三重県の日照時間(今月と昨年の比較)

下の表は、気象庁が発表した、三重県内の観測地点における今月の日照時間です。
また、日照時間の平年比(※)、昨年比を算出しています。

観測地点 日照時間(h) 平年比 昨年比
213.5 122% 132%
上野 192.5 126% 129%
尾鷲 178.8 115% 134%
四日市 185.1 116% 129%

気象庁(報道発表資料)より作成
※平年比とは、1981年から2010年までの30年間の平均日照時間との比較した数値。太陽光発電のシミュレーションは、多くの場合この「平年比」を用いて予想発電量を算出します。

三重県は、大きく平年を上回る日照時間になりました。
日照時間が多かった「津」「上野」は平年より20%増えました。
昨年の日照時間が平年をやや下回ったため、「津」と「尾鷲」は昨年比で30%以上増えています。
それでは、三重県内の実際の発電量と昨年比を見ていきましょう。

三重県の発電量(今月と昨年の比較)
※ご紹介するデータは、遠隔監視装置を設置して1年以上経過(昨年同月と比較するため)している太陽光発電所のものです。
※特殊な条件で設置している発電所を除いた平均的な太陽光発電所から無作為に抽出したデータです。
※架台の設置角度や方位によって発電効率は変わりますが、大まかな目安を得ることが目的なので無視します。

設置場所 パネル(kW) パワコン(kW) 今月の発電量(kWh) 今月/昨年
桑名市 22.00 19.8 2511.1 109%
鈴鹿市 42.84 38.5 5571.8 108%
津市 64.26 49.5 8716.4 114%
津市 39.27 31.9 4268.6 112%
津市 24.00 22.0 2677.1 113%
三重郡 54.00 49.5 6848.4 107%
三重郡 54.00 49.5 7143.5 108%
三重県に設置した太陽光パネル1kWあたりの月間発電量(kWh ) 125.6 110%

三重県の発電量は昨年比で約10%増、という結果になりました。
2015年7月の「津」の日照時間は161.7hでした。
今月と比べると50h以上差があるので、発電量も昨年より増えて当然、というところでしょうか。
表の一番下には、「三重県に設置された太陽光パネル1kWあたりの月間発電量(kWh)」を記載しております。

三重県では「125.6(kWh)」ですので、あなたの太陽光発電のパネル容量を掛け算して、実際の発電量と比べてみてください。

(例)あなたの太陽光発電システムが8.0kWだった場合。
【計算式】 125.6 × 8.0 = 1004.8(kWh)
7月の月間発電量は、1004.8(kWh)前後のはずです。
この計算式で求めた結果より20%以上も下回る場合は、太陽光発電システムに不具合や故障があるかもしれません。

4. 愛知県の日照時間と発電量

愛知県の画像愛知県の日照時間(今月と昨年の比較)

下の表は、気象庁が発表した、愛知県内の観測地点における今月の日照時間です。
また、日照時間の平年比(※)、昨年比を算出しています。

観測地点 日照時間(h) 平年比 昨年比
名古屋 183.0 111% 126%
伊良湖 223.9 116% 128%

気象庁(報道発表資料)より作成
※平年比とは、1981年から2010年までの30年間の平均日照時間との比較した数値。太陽光発電のシミュレーションは、多くの場合この「平年比」を用いて予想発電量を算出します。

「名古屋」も「伊良湖」も、平年を上回り、昨年比で25%以上増になりました。
「伊良湖」は「名古屋」よりも日照時間が約41時間も長く、2015年3月と同じぐらいの日照時間でした。
それでは、愛知県内の実際の発電量と昨年比を見ていきましょう。

愛知県の発電量(今月と昨年の比較)
※ご紹介するデータは、遠隔監視装置を設置して1年以上経過(昨年同月と比較するため)している太陽光発電所のものです。
※特殊な条件で設置している発電所を除いた平均的な太陽光発電所から無作為に抽出したデータです。
※架台の設置角度や方位によって発電効率は変わりますが、大まかな目安を得ることが目的なので無視します。

設置場所 パネル パワコン 今月の発電量(kWh) 今月/昨年
弥富市 19.08 19.8 2176.1 112%
一宮市 53.00 49.5 5993.8 106%
一宮市 58.66 49.5 7466.7 112%
稲沢市 55.00 49.5 6810.3 120%
稲沢市 41.00 29.7 4773.2 110%
稲沢市 41.00 29.7 4774.2 109%
稲沢市 55.90 39.6 4565.8 103%
稲沢市 54.00 49.5 6610.7 112%
稲沢市 54.00 49.5 5345.7 91%
稲沢市 54.00 49.5 5359.8 91%
稲沢市 65.31 49.5 6437.2 112%
大府市 62.64 49.5 7432.1 108%
西尾市 54.00 49.5 7308.8 118%
西尾市 28.00 29.7 3868.0 117%
弥富市 24.91 19.8 2769.1 111%
愛知県に設置した太陽光パネル1kWあたりの月間発電量(kWh) 113.4 108%

愛知県の発電量は昨年比で約8%増、という結果になりました。
日照時間の増加分と比べると、やや見劣りしますが昨年よりは発電量が多いはずです。
設置条件によっては昨年並みの発電量になる場合もあります。
表の一番下には、「愛知県に設置された太陽光パネル1kWあたりの月間発電量(kWh)」を記載しております。

愛知県では「113.4(kWh)」ですので、あなたの太陽光発電のパネル容量を掛け算して、実際の発電量と比べてみてください。

(例)あなたの太陽光発電システムが8.0kWだった場合。
【計算式】 113.4 × 8.0 = 907.2(kWh)
7月の月間発電量は、907.2(kWh)前後のはずです。
この計算式で求めた結果より20%以上も下回る場合は、太陽光発電システムに不具合や故障があるかもしれません。

7月の天気と発電量のまとめ

太陽光パネルが設置されている家

あなたの発電量と比べていかがでしたか。
2016年(平成28年)の7月は、梅雨の影響で発電量が少なかった6月を上回り、よく発電していたのではないでしょうか。
昨年7月と比べて、発電量は増えているはずです。

発電量の「多い・少ない」は、比較する対象と、算出の基準によって変わります。
シミュレーションよりも発電量が多くても、他の似た条件の発電所と比べると少ない、ということもあり得ます。

太陽光発電を長期・安定稼働させるためには、次の3つが絶対に必要です。

  • 発電量の見える化(どれだけ発電しているか)
  • 発電量の監視(今、発電しているか)
  • 他所との比較(比べて少なくないか

この3つを実行することで、発電量に関してより正しい評価をすることができます。
また、無駄なメンテナンス費用を投入することも回避できますので是非実行してみてください!

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