新登場!太陽光のID(登録者・設置者・設備・申請)4種を徹底解説

太陽光発電の事業計画4種類のIDの解説

改正FIT法の施行で、太陽光発電をはじめとする再生可能エネルギーの申請には、4種類のIDが登場しました。

IDごとにできることや必要な場面が異なるうえに名前も似ているのでややこしいですね。

ソラサポには、よくこのような相談をいただきます。

設置業者から確認したIDとパスワードでみなし認定の移行手続きを始めたら、「みなし認定移行手続きの権限を持っていません」と表示されて手続きを進められない
紙で提出したいが、「設備ID」がわからなくて提出書類ができない

このように、実は設置業者でさえ「登録者ID」と「設置者ID」の違いを理解していないケースも多いのです。

そこで、この記事ではすでに400件以上の申請を行なったソラサポが4種のIDについて一つずつわかりやすく解説します。記事を最後まで読んでいただければ、あなたに必要なIDやその使い方が正しくわかり、スムーズに手続きを進められるでしょう。

1. 4種類のIDの概要

まずは4種類のIDそれぞれの概要を把握しましょう。

太陽光発電の事業計画に関する4つのIDの関係性

IDの名称をクリックすると解説にジャンプします。

IDの名称 できること 取得方法 パスワード
 登録者ID 各種申請の提出 電子申請システムで登録 あり
 設置者ID 登録者の指定、申請内容の確認 自動で割り振られる あり
 設備ID 個別の発電設備の識別 自動で割り振られる なし
 申請ID 個別の提出された申請の識別 自動で割り振られる なし

それでは、各IDについて解説していきます。

 

2. 各IDの解説

それぞれのIDについて、①できること、②入手方法、③忘れた時の確認方法を説明します。

2-1. 登録者IDとは

登録者ID

登録者ID とは
「登録者ID」は、固定価格買取制度再生可能エネルギー電子申請システムで各種申請手続きを提出するために必要なIDです。
ログイン時に必要なのでパスワードとセットになります。電子申請システムでユーザー登録することで、誰でも取得できます。一つの「登録者ID」で、複数の「設置者ID」や「設備ID」の申請手続きを行うことができます。別の「登録者ID」に「紐付け」を変更することはできません。

設備認定の取得を代行した業者に「登録者ID」を教えて欲しいと伝えても、他の人の個人情報が見れてしまうので教えることはできませんと断られます。

①「登録者ID」でできること

電子申請システム上で新たな事業計画認定申請を提出できる。
「紐付け」されている「設置者ID」が所有している発電設備について、変更認定申請、廃止届などの申請手続きを提出できる。

※「紐付け」…この設備IDの手続きを行うのは、この登録者IDです」と、2種類のIDを関連づける仕組みおよび手続きです
紐付けの変更方法は「みなし認定の移行手続きガイド|20分で完了する事業計画の提出方法」の「電子申請 STEP1-8 登録者IDに設備IDを紐付けする(所要時間5分)」をご覧ください。

「登録者ID」の入手方法

電子申請システム」で個人情報を入力する。

※具体的な入手方法は「みなし認定の移行手続きガイド|20分で完了する事業計画の提出方法」の「3. 『電子申請』に必要な「登録者ID」の取得 6STEP」をご覧ください。

「登録者ID」を忘れた時の確認方法

電子申請システム」で個人情報を入力する。

 

 登録者IDへ  設置者IDへ  設備IDへ    申請IDへ 

 

2-2. 設置者IDとは

設置者ID

設置者ID とは
「設置者ID」は、発電設備の所有者(設備設置者)に割り振られるIDです。
ログイン時に必要なパスワードとセットです。事業計画認定申請に、設備設置者に対して割り振られます。
「登録者ID」で提出した申請内容の確認・承諾または拒否と、別の登録者IDへ「紐付け」の変更することができます。
認定申請や変更認定申請などの申請手続きはできません

①「設置者ID」でできること

「紐付け」されている「登録者ID」を変更する。
「登録者ID」で提出した申請の内容を、電子申請システムで確認・承諾または拒否する。

※「紐付け」…「この設備IDの手続きを行うのは、この登録者IDです」と、2種類のIDを関連づける仕組みです。
紐付けの変更方法は「みなし認定の移行手続きガイド|20分で完了する事業計画の提出方法」の「電子申請 STEP1-8 登録者IDに設備IDを紐付けする(所要時間5分)」をご覧ください。

②「設置者ID」の入手方法

事業計画認定申請時に自動で割り振られる。
※旧制度では設備認定申請時に自動で割り振られる。

「設置者ID」を忘れた時の確認方法

電子申請システム」で必要情報を入力する。
2017年4月1日のFIT法改正後に取得した事業計画認定の場合・・・事業計画認定申請手続き時に届いたメールを確認する。
2017年4月以前に取得した設備認定の場合・・・認定取得の手続きを代行した業者に問い合わせる。

FIT法改正後の場合、設備設置者のメールアドレスに「設置者ID」記載したメールが届きます。メール受領後パスワードを自分で設定できます。
旧制度の場合、登録者が認定申請を提出した際にパスワードとセットで1回表示されるのみでした。
登録者が保管していない場合、電子申請システムから問い合わせる必要があります。

④設置者IDの注意点

「設置者ID」は旧制度と新制度で3点の違いがあります。

相違点 旧制度 新制度
⑴通知方法 申請提出後、一度だけ画面に表示 設備設置者にメールで通知
⑵パスワード IDと同時に一度だけ画面に表示 設備設置者が自分で設定
⑶複数の発電設備を設置する場合 発電設備毎に割り振られる ひとつの設置者IDにまとめることが可能

旧制度では複数発電設備を設置している場合、「設置者ID」も複数割り振られるので発電設備毎に管理が必要です。
新制度では申請時に登録済みの「設置者ID」を指定することで、ひとつの設置者IDにまとめることが可能です。
2017年6月25日時点で、すでに発行済の「設置者ID」を統合することはできません。

 

 登録者IDへ  設置者IDへ  設備IDへ    申請IDへ 

 

2-3. 設備IDとは

設備ID

設備ID とは
「設備ID」は、個別の発電設備に割り振られるIDです。
電子申請システム上では、設置者名や設置住所、設備の容量などで個別の発電所を判断が出来るうえに、入力することもないので現在のところほぼ使いません。紙面で変更手続きなどを行う場合、記入する必要があります。

 

①「設備ID」でできること


みなし認定の移行手続きや変更認定申請を行うときに、どの発電設備について手続きをするのか判断できる。

②「設備ID」の入手方法


事業計画認定の取得時に割り振られる。
※旧制度では、設備認定取得時に割り振られる。

③「設備ID」を忘れた時の確認方法


認定通知書を見る。
「登録者ID」または「設置者ID」で「電子申請システム」へログインして設備情報を確認する。

 

 登録者IDへ  設置者IDへ  設備IDへ    申請IDへ 

 

2-4. 申請IDとは

申請ID

申請ID とは
「申請ID」は、電子申請システムで提出された申請に対して割り振られるIDです。進捗状況の確認や、訂正のための差し戻しを依頼する際に使用します

 

①「申請ID」でできること

電子申請システム」へ提出しているどの申請なのか判別できる。

②「申請ID」の入手方法

申請提出時に自動で割り振られる。

③「申請ID」を忘れた時の確認方法

「登録者ID」または「設置者ID」で「電子申請システム」へログインして申請情報を確認する。

 

 登録者IDへ  設置者IDへ  設備IDへ    申請IDへ 

 

3. まとめ

4種類のIDの違いと役割はご理解いただけましたか?

特に混同しやすいのが「登録者ID」と「設置者ID」です。
どちらも電子申請システム」にログインできますが、できることが違います。

登録者ID」…申請手続きの提出ができる
設置者ID」…申請手続きをできる「登録者ID」との「紐付け」を変更できる

自分の持っているIDがどのIDなのか、やりたいことに必要なのはどのIDなのかよく確認して手続きを進めてください。

 登録者IDへ  設置者IDへ  設備IDへ    申請者IDへ