2016年8月の太陽光発電の発電量と天気|岐阜県・三重県・愛知県

岐阜三重愛知2016年8月の発電量

今月の発電量、多かったな…他の人はどうなんだろう?

あなたは、こんな疑問をもったことはありませんか?

発電量を比べたくても、なかなか比較する相手やデータは見つからないですよね。
特に設置して1年未満の場合、他の太陽光発電の発電量が気になると思います。

この記事では、岐阜県、三重県、愛知県に設置された太陽光発電(地面設置)の月間発電量のデータを設置パネル容量・パワコン容量とともに公開しています。

発電量のデータは、昨年同月との対比が必要なためソラサポで設置していただいたお客様の発電量を1年以上、遠隔監視をしたものです。周囲に影となる建物が出来るなど発電量に影響を与える変化のない発電所を対象としています。

発電量を比較してわかること 発電量の比べ方

公開データとあなたの発電量を比較することで、異常の早期発見や、無駄なメンテナンス費用の回避ができます。

  • あなたの設置場所と【近い地域】で比べてみましょう
  • あなたの発電所と【同規模】で比べてみましょう。
  • 【1kWあたりの発電量】で比べてみましょう。
  • 【昨年同月の発電量】との割合を比べてみましょう。

*予想発電量は、傾斜面日射量×太陽光パネル設置容量(kW)×各種係数(パワコン変換効率、温度係数など)
で計算することができます。

この記事では、天候の目安として「日照時間」のデータを記載しております。
日射量ではありませんのでご注意ください。


1. 2016年8月の天気

青空とヒマワリの写真
8月は晴天が多かった

8月は晴れた日には暑くなりましたが、台風や前線の影響で雨もたくさん降りました。
一年のうち、太陽光発電よく発電する月の一つが8月です。
8月に晴れた日が多いほど、その年の発電量が多くなるので、特に天気が気になる月ですよね。

気象庁は、2016年(平成28年)8月の天候の特徴は以下のとおりに発表しています。

  • 北日本では顕著な多雨となった
    北日本では、台風第5号、第6号、第7号、第11号、第9号、第10号が相次いで接近・上陸し、前線や湿った気流の影響も加わり、月降水量はかなり多かった。特に、北日本太平洋側では、月降水量は平年比231%となり、8月として1位の多雨となった(統計開始は1946年)。
  • 北日本日本海側と西日本では顕著な多照となった​
    北日本日本海側と西日本では、高気圧に覆われやすかったため、月間日照時間はかなり多かった。
    (引用元:気象庁  報道発表資料『8月の天候』より)

8月らしく、台風が多かったのですが、日本に上陸したものだけで4個、接近した台風は6個でした。
平年値(過去30年間の平均個数)が上陸したものは0.9個、接近したものが3.4個なのと比べると、驚きの個数です。
その影響もあって降水量も増え、北日本太平洋側では統計開始以降、歴代1位に。
北日本、西日本では日照時間が長く、雨が降らなかった日はよく晴れていたようです。
それでは、岐阜県、三重県、愛知県の日照時間と発電量を見ていきましょう。


2. 岐阜県の日照時間と発電量

岐阜県の画像岐阜県の日照時間(今月と昨年の比較)

下の表は、気象庁が発表した、岐阜県内の観測地点における今月の日照時間です。
また、日照時間の平年比(※)、昨年比を算出しています。

観測地点日照時間(h)平年比昨年比
岐阜238.3118%120%
高山195.2108%128%

気象庁(報道発表資料)より作成
※平年比とは、1981年から2010年までの30年間の平均日照時間との比較した数値。太陽光発電のシミュレーションは、多くの場合この「平年比」を用いて予想発電量を算出します。

岐阜県では、北部と南部で昨年比で約10%の差がありました。
「岐阜」の日照時間は昨年比70時間も長くなっています。
一方で、「高山」も昨年比で42時間長くなっています。
「岐阜」と「高山」では日照時間が43時間違うので、比較する際は注意してください。
それでは、岐阜県内の実際の発電量と昨年比を見ていきましょう。

岐阜県の発電量(今月と昨年の比較)
※ご紹介するデータは、遠隔監視装置を設置して1年以上経過(昨年同月と比較するため)している太陽光発電所のものです。
※特殊な条件で設置している発電所を除いた平均的な太陽光発電所から無作為に抽出したデータです。
※架台の設置角度や方位によって発電効率は変わりますが、大まかな目安を得ることが目的なので無視します。

設置場所

パネル(kW

パワコン(kW

今月の発電量(kWh)

今月/昨年

安八郡

44.00

39.6

6303.1

116%

安八郡

59.00

49.5

8141.8

116%

安八郡

50.00

49.5

6820.4

116%

揖斐郡

44.52

39.6

5825.2

109%

揖斐郡

53.04

49.5

7022.8

117%

揖斐郡

33.18

29.7

4387.6

109%

揖斐郡

24.03

20.2

2727.1

103%

大垣市

26.00

29.7

3018.1

112%

大垣市

40.28

29.7

4334.6

110%

海津市

22.53

16.5

2729.7

113%

可児郡

58.14

49.5

7267.5

105%

可児郡

48.96

39.6

6479.0

108%

加茂郡

27.00

23.2

3634.8

115%

加茂郡

18.50

16.5

2165.0

109%

岐阜市

13.50

11.0

1740.5

114%

岐阜市

35.19

33.0

4394.1

115%

岐阜市

61.20

49.5

7941.8

109%

岐阜市

54.32

49.5

7079.9

112%

関市

30.60

19.8

3930.8

112%

関市

59.40

49.5

7069.8

116%

土岐市

34.00

29.7

4560.7

110%

中津川市

66.30

49.5

8393.7

109%

中津川市

63.60

49.5

8254.5

110%

中津川市

42.27

36.3

5031.5

108%

羽島郡

57.42

49.5

8289.3

112%

羽島郡

43.56

38.5

6714.6

113%

羽島郡

42.40

39.6

5400.2

112%

羽島郡

63.00

49.5

9096.9

121%

瑞浪市

62.22

49.5

8101.8

109%

瑞穂市

27.04

22.0

3786.0

114%

本巣市

15.90

15.4

2143.4

112%

本巣市

20.14

19.8

2417.1

103%

山県市

10.80

11.8

1236.0

116%

岐阜県に設置した太陽光パネル1kWあたりの月間発電量(kWh

130.5

112%

岐阜県の発電量は昨年比で約12%増、という結果になりました。
ちなみに昨年(2015年)8月の「岐阜」の日照時間は、平年比で98%と、平年並みでした。
今年は天候に恵まれ、日照時間が平年より長かった分、発電量も多くなりました。
平年はもう少し発電量が少ないので、毎年8月はこのぐらい発電するだろう、とは思わないでください。
表の一番下には、「岐阜県に設置された太陽光パネル1kWあたりの月間発電量(kWh)」を記載しております。

岐阜県では「130.5(kWh)」ですので、あなたの太陽光発電のパネル容量を掛け算して、実際の発電量と比べてみてください。

(例)あなたの太陽光発電システムが8.0kWだった場合。
【計算式】 130.5 × 8.0 = 1044.0(kWh)
8月の月間発電量は、1044.0(kWh)前後のはずです。
この計算式で求めた結果より20%以上も下回る場合は、太陽光発電システムに不具合や故障があるかもしれません。


3. 三重県の日照時間と発電量

三重県の画像三重県の日照時間(今月と昨年の比較)

下の表は、気象庁が発表した、三重県内の観測地点における今月の日照時間です。
また、日照時間の平年比(※)、昨年比を算出しています。

観測地点日照時間(h)平年比昨年比
269.7128%140%
上野227.7121%139%
尾鷲209.0119%127%
四日市241.9128%138%

気象庁(報道発表資料)より作成
※平年比とは、1981年から2010年までの30年間の平均日照時間との比較した数値。太陽光発電のシミュレーションは、多くの場合この「平年比」を用いて予想発電量を算出します。

三重県は、大きく平年を上回る発電量となりました。
日照時間が長かった「津」「四日市」は平年比28%増。昨年比では約40%増になっています。
「上野」「尾鷲」でも昨年を大幅に上回り、よく晴れていました。
それでは、三重県内の実際の発電量と昨年比を見ていきましょう。

三重県の発電量(今月と昨年の比較)
※ご紹介するデータは、遠隔監視装置を設置して1年以上経過(昨年同月と比較するため)している太陽光発電所のものです。
※特殊な条件で設置している発電所を除いた平均的な太陽光発電所から無作為に抽出したデータです。
※架台の設置角度や方位によって発電効率は変わりますが、大まかな目安を得ることが目的なので無視します。

設置場所

パネル(kW

パワコン(kW

今月の発電量(kWh)

今月/昨年

桑名市

22.00

19.8

2715.5

111%

鈴鹿市

42.84

38.5

6041.3

113%

津市

64.26

49.5

9870.3

120%

津市

39.27

31.9

4945.9

116%

津市

24.00

22.0

2979.5

116%

三重郡

54.00

49.5

7520.4

114%

三重郡

54.00

49.5

7904.8

115%

三重県に設置した太陽光パネル1kWあたりの月間発電量(kWh

139.8

115%

三重県の発電量は昨年比で約15%増、という結果になりました。
ちなみに昨年(2015年)8月の「津」の日照時間は、平年比で92%でした。
昨年の発電量は平年と比べてやや少なかったので、日照時間の長い今年は昨年を大きく上回る発電をしています。
表の一番下には、「三重県に設置された太陽光パネル1kWあたりの月間発電量(kWh)」を記載しております。

三重県では「139.8(kWh)」ですので、あなたの太陽光発電のパネル容量を掛け算して、実際の発電量と比べてみてください。

(例)あなたの太陽光発電システムが8.0kWだった場合。
【計算式】 139.8 × 8.0 = 1118.4(kWh)
8月の月間発電量は、1118.4(kWh)前後のはずです。
この計算式で求めた結果より20%以上も下回る場合は、太陽光発電システムに不具合や故障があるかもしれません。


4. 愛知県の日照時間と発電量

愛知県の画像愛知県の日照時間(今月と昨年の比較)

下の表は、気象庁が発表した、愛知県内の観測地点における今月の日照時間です。
また、日照時間の平年比(※)、昨年比を算出しています。

観測地点日照時間(h)平年比昨年比
名古屋235.7118%130%
伊良湖290.3124%154%

気象庁(報道発表資料)より作成
※平年比とは、1981年から2010年までの30年間の平均日照時間との比較した数値。太陽光発電のシミュレーションは、多くの場合この「平年比」を用いて予想発電量を算出します。

「伊良湖」の日照時間は昨年の50%増と約1.5倍でした。
「名古屋」も平年比30%増と、平年より日照時間が長くなっています。
それでは、愛知県内の実際の発電量と昨年比を見ていきましょう。

愛知県の発電量(今月と昨年の比較)
※ご紹介するデータは、遠隔監視装置を設置して1年以上経過(昨年同月と比較するため)している太陽光発電所のものです。
※特殊な条件で設置している発電所を除いた平均的な太陽光発電所から無作為に抽出したデータです。
※架台の設置角度や方位によって発電効率は変わりますが、大まかな目安を得ることが目的なので無視します。

設置場所

パネル(kW)

パワコン(kW)

 今月の発電量(kWh)

今月/昨年

弥富市

19.08

19.8

2383.2

115%

一宮市

53.00

49.5

6608.1

108%

一宮市

58.66

49.5

8103.4

113%

稲沢市

55.00

49.5

7760.7

112%

稲沢市

41.00

29.7

5059.6

104%

稲沢市

41.00

29.7

5393.8

110%

稲沢市

55.90

39.6

5183.3

105%

稲沢市

54.00

49.5

7050.7

111%

稲沢市

54.00

49.5

6269.6

99%

稲沢市

54.00

49.5

6269.0

99%

稲沢市

65.31

49.5

6510.4

103%

大府市

62.64

49.5

8239.8

116%

弥富市

24.91

19.8

3110.0

115%

愛知県に設置した太陽光パネル1kWあたりの月間発電量(kWh

122.1

108%

愛知県の発電量は昨年比で約8%増、という結果になりました。
ちなみに昨年(2015年)8月の「名古屋」の日照時間は、平年比で90%でした。
日照時間が増えた分、発電量も伸びたイメージです。
設置条件(パネルの向き、角度、影かかかるかどうか等)によって差がありますが、8月らしくよく発電した月でした。
表の一番下には、「愛知県に設置された太陽光パネル1kWあたりの月間発電量(kWh)」を記載しております。

愛知県では「122.1(kWh)」ですので、あなたの太陽光発電のパネル容量を掛け算して、実際の発電量と比べてみてください。

(例)あなたの太陽光発電システムが8.0kWだった場合。
【計算式】 122.1 × 8.0 = 976.8(kWh)
8月の月間発電量は、976.8(kWh)前後のはずです。
この計算式で求めた結果より20%以上も下回る場合は、太陽光発電システムに不具合や故障があるかもしれません。

太陽光発電 標識 販売

8月の天気と発電量のまとめ

太陽光パネルが設置されている家

あなたの発電量と比べていかがでしたか。
2016年(平成28年)の8月は、台風が多かったにも拘わらず、日照時間に恵まれ、太陽光発電にとってありがたい天候でした。

発電量の「多い・少ない」は、比較する対象と、算出の基準によって変わります。
シミュレーションよりも発電量が多くても、他の似た条件の発電所と比べると少ない、ということもあり得ます。

太陽光発電を長期・安定稼働させるためには、次の3つが絶対に必要です。

  • 発電量の見える化(どれだけ発電しているか)
  • 発電量の監視(今、発電しているか)
  • 他所との比較(比べて少なくないか

この3つを実行することで、発電量に関してより正しい評価をすることができます。
また、無駄なメンテナンス費用を投入することも回避できますので是非実行してみてください!