「太陽光発電所に監視カメラを設置しても費用対効果はあるのかな?」
こんな疑問のお持ちの方、太陽光発電所に監視カメラを設置するメリット/デメリットをお伝えします。
1.太陽光発電所に監視カメラを設置する3つのメリット
監視カメラを設置するメリットは大きく分けて3つあります。
3つのメリットについて、詳しく見ていきましょう。
1-1防犯効果がある
監視カメラは、太陽光発電所に限らず、防犯グッズの代表的な物のひとつです。
泥棒は、目・光・音・時間を嫌がります。
監視カメラは目の役割となり、泥棒を牽制・監視する役割があります。
そのため、防犯カメラを設置することにより、一定の防犯効果が期待できます。
1-2盗難被害の証拠となる
防犯カメラを設置した場合は、犯人の顔を写せたときに証拠として残すことができます。
※夜間等は赤外線機能や感知ライトと併用しないと証拠が残せません。
1-3巡回監視に比べて低コスト
人による巡回監視を行っている場合は、コストが発生し続けてしまいます。
監視カメラによる監視の場合、初期投資をすれば最低限の管理コストのみで済みます。
2.監視カメラを設置する3つのデメリット
監視カメラを設置するデあります。
3つのデメリットについて、詳しく見ていきましょう。
2-1設置費用が高い
防犯カメラは屋外で使用できるもので、ある程度耐久性があるものを設置しようとすると費用が高くなってしまいます。
1台あたり、数万円~10万円以上するものもあります。
また、死角を無くそうとすると複数台設置する必要があります。大規模な発電所になればなるほど、監視カメラの必要台数は多くなっていきます。
2-2電気代がかかる
監視カメラには、小さな太陽光パネル付きバッテリーで運用するタイプもあります。
しかし、日射量が低い日が続いたり、経年劣化で本来の目的を果たせなくなることがあります。
そのため、原則として電力会社から電気を買って運用する方法をオススメします。
パワコンで使用すると違う電力を使用する場合は、電力会社から別途引込をする必要がありますのでご注意ください。
2-3取り付け位置にご注意!
監視カメラは、高い位置に設置する必要がありますので、既存の引き込みポール以外に設置する場合は、ポールを建てる必要があります。
場合によっては、監視カメラのポールが影を作り、太陽光パネルの発電量に悪影響を与えることがあります。
3. 監視カメラ選び コレは外せない3つの注意点
監視カメラを選ぶ際に、費用と機能の比較をしましょう。
何を重視されるかは、設置場所やオーナーごとに異なると思いますが、どんな人にも共通して気をつけていただきたいポイントが3つあります。
よく把握して、導入を検討しましょう。
3-1データの抽出方法
監視カメラのデータ管理方法には、インターネット通信を利用するタイプと現地へ行ってデータを抽出するタイプがあります。
インターネットを使用する場合は、通信費が発生する場合が多いです。現地へ行ってデータ抽出する場合は、現地へ行く手間がかかります。
3-2夜間も撮影できるように
監視カメラを導入する際に、暗視機能を付けるか、感知ライトを設置することをおすすめします。
泥棒は、夜間に盗みを働くことが多いので、監視カメラを導入するときには夜間も監視できるようにしましょう。
監視カメラは、常に監視できることによって設置するメリットを最大限にすることができます。
3-3影による発電損失に注意
監視カメラを設置して広範囲を監視しようとすると、どうしても高い位置に設置する必要があります。
前述したように、新しくポールを建てて監視カメラを設置するとポールが影となり、発電損失が発生します。
また、監視カメラ1台では死角ができる場合、複数設置となりますので更に影の損失が発生します。
太陽光発電所の収益性が悪くならないように設置をするようにしましょう。
まとめ 監視カメラの必要性は?
監視カメラの必要性は一人ひとり度合いが違います。
監視カメラを買う本当の目的は何かもう一度考えてみましょう。
あなたが期待する効果 > 導入コスト+ランニングコスト
監視カメラの導入で発生するもの
・大きな出費となる(カメラが複数必要でランニングコストも発生)
・影による損失が発生するかもしれない
・防犯目的で設置をしても盗難は発生する
・あくまでも盗難対策の一つ(完全な盗難対策ではない)
これらを思い出して、あなたの目的を達成するために他の方法がないかも考えてみましょう。
いくつか例を挙げます。
もしあなたの目的が、「侵入者への威嚇・牽制」なら
・ダミーカメラを設置する(本物と全く同じ外観のものもあります)
・人感センサー付きの照明を設置する
・赤色回転灯を設置する(パトライト)
・監視カメラ作動中の看板だけ設置する
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もしあなたの目的が、「損失の回避(最終的な利益の確保)」なら
・保険(盗難保険を含む)の加入
・監視カメラの予算をメンテナンス費用に回す
・太陽光パネルを増設して収入を増やす
他にもありますが、一例を挙げました。ご参考になさってください。