Q1. 太陽光パネルはリサイクル可能ですか?それとも使い終わったらゴミになりますか?
A リサイクルが可能です。平成28年時点で、太陽光パネルのリサイクルを行っている業者がいます。
Q2. 電気自動車に太陽光発電の電力を充電しておく事は可能ですか?またそれを、夜間の電力に利用できますか?
A 可能です。電気自動車に充電するための機器が別途必要になります。
自宅の分電盤に電気自動車から電気を送るようにすれば、夜間の電力に利用できます。
Q3. 太陽光発電所の近くに新しく家が建ちます。影の影響はありますか?どのぐらい影響しますか?
A 影になる建物の大きさとパネルとの距離によって影響があります。
3Dの図面で影を考慮した発電シミュレーションも作成でき、家が建つ前と建った後で発電量を比較できます。
Q4. 地震や台風などの災害によって地域一帯の電力供給が止まった時でも、太陽光で発電した電気は使えますか?
A 太陽光発電所システムが正常に動いていて、晴れていれば使えます。(自立運転モードに切り替えが必要です)
ケーブルやパネルが破損している場合、感電の恐れがあります。触らないように注意してください。特に水に濡れている場合は要注意です。
Q5. 発電した電気は家中どのコンセントからでも使えますか?
A 太陽光発電で作った電気は、分電盤に流れます。
家全体で使うことができるので、どこのコンセントに繋いでも使うことができます。
停電している時は、自立運転モードに変更が必要です。
パワコン本体のコンセントや、設置時に配線をつないだ自立運転用コンセントでのみ、使うことができます。
(自立運転用のコンセントは通常時は電気が流れていないため、使えません)配線をつないでいないコンセントでは使うことができません。
Q6. 最近、太陽光を設置した住宅をよく見かけますが、なぜここ数年で急増したんですか?
A 平成24年7月から、固定価格買取制度が始まり、太陽光発電で作った電気を10年間定額で売ることができるようになりました。
また、平成21年1月から平成27年2月末まで、国が住宅用太陽光発電の設置に対して補助金を出していたため、急速に普及が広がりました。
Q7. 雨や雪の日でも発電しますか?
A 太陽光発電は、太陽の光が当たっている時間しか発電できません。
曇りや雨で日射量が足りない時、発電量が少なくなります。
夜間や、雪によってパネルが完全に覆われているときは発電できません。
Q8. 正常に発電(売電)しているのかどうしたら分かりますか?
A 正常に発電していると、パワコン表示部分にその瞬間の発電量が表示されます。
(日があたっているのに何も表示されない、数字以外が表示される場合は、故障やエラーの可能性があります)
また、電力メーターでも発電や売電を確認できます。
アナログメーターでしたら、売電用のメーターが回っているか、スマートメーターでしたら、発電量発電量が正常に増えているかを見てください。
Q9. 電力会社の明細に書かれている「kWh」と太陽光発電の「kW」は何が違うのですか?
A 太陽光パネルやパワコンの出力(発電能力)を表す単位がkW(キロワット)です。
例えば、270wのパネルを18枚設置した場合、 270×18=4860 → 4.86kW となります。
1kWの発電システムが1時間で発電する量を1kWh(キロワットアワー)と表現します。
発電量、売電量を表す時に使い、買電にも使う単位です。
Q10. 太陽光発電のソーラーパネルで多結晶と単結晶の違いについて教えてください。
A 単結晶、多結晶はシリコンの結晶のことです。
大きなシリコンの単結晶を使うのが単結晶パネル、細かな結晶をまとめて使うのが多結晶です。
発電量と価格に違いがありますが、極端な差はありません。
Q11. 出力制御装置とは何ですか?
A 発電量が電気の需要を上回った場合、安全のために発電を停止させる必要があります。
その操作を可能にする装置が出力制御装置です。
パワコンに出力制御機能がついたもの等があります。
東京電力、関西電力、中部電力以外の電力エリアで、設置を義務付けられています。
Q12. 太陽光発電の過積載って何ですか?
A パワコンの容量よりも、太陽光パネルの容量を大きくすることです。
発電開始後の事後的な増設・過積載については、2017年7月現在規制に向けた動きがあります。
過積載について詳しく知りたい方はこちらの記事もご参照ください。
Q13. パワコンの容量より太陽光パネルの容量が多くてもいいんですか?
A パネルに比べて、パワコンの方が高額になるため、パネルを多めに設置し、パワコンを無駄なく動かす方が太陽光発電所の効率が良くなります。ただし、メーカーの規定する容量以上に設置すると、メーカー保証の対象外になったり、発火などの恐れもあります。
過積載について詳しく知りたい方はこちらの記事もご参照ください。
Q14. 太陽光発電と一緒にエコキュートをつけた方がいいですか?
A エコキュートも合わせて設置すると、よりおトクになります。
太陽光発電をよりおトクにする方法に、時間帯別電気料金プランへの変更があります。
太陽光発電でまかなう時間帯の電気単価を高くし、夜間電力会社から買う電気の単価を安くできるからです。
エコキュートは夜間の安い電気でお湯を沸かすので、光熱費を削減できます。
Q15. オール電化にしないと太陽光ってつける意味がないんじゃないですか?ガスコンロをIHに変更したくないんですが…
A オール電化にしなくても、太陽光発電をつけるメリットはあります。
昼間の電気代を削減し、余った電気を売電するという機能はオール電化とは無関係です。
オール電化にして、時間帯別料金(中部電力の場合、スマートライフプラン)にした場合、割高な昼間の電気を太陽光発電でまかなうことができるので、よりお得になります。
Q16. 家が暑くなりませんか?
A 夏場は太陽光パネルが屋根に光が当たるのを防ぐため、むしろ涼しくなります。
Q17. 新電力会社から電気を買っていても、電力会社に売電できますか?
A 電力会社に売電できます。電力会社は、国の定めた制度(固定価格買取制度)によって太陽光発電で作った電気を買うことを義務付けられています。
Q18. 春、秋はよく発電するのに、夏は思ったほど発電しません。何でですか?
A 夏は気温が高く、太陽光パネルの発電効率が下がるからです。
春、秋と比べて夏の方が日射量は多いですが、高温のため発電効率が低下します。
一年間のうちよく発電するのは、5月や9月です。
Q19. 太陽光発電の電圧上昇抑制って何ですか?
A パワコンが安全のために一時的に太陽光発電を停止することです。(故障ではありません)
太陽光発電は、電線から流れてくる電気よりも高い電圧で電気を流します。
電圧が高くなりすぎると危険なため、パワーコンディショナーが発電を止めます。
電気をあまり使わず、電線に電気が余ってる時に起こりやすいです。
太陽光発電の抑制について詳しく知りたい方はこちらの記事もご参照ください。
売電収入ダウン!パワコンの電圧抑制・温度抑制での損失を最小限にする方法
Q20. 太陽光発電は太陽の熱を利用していますか? それとも光をエネルギー変換していますか?
A 太陽の光を使って電気を作ります。
太陽の熱を使うものには、床暖房などの暖房機器や、温水器があります。
Q21. 太陽光パネルの設置枚数が少ない場合、メリットはありますか?
A 金額と発電量によります。
設置するのにかかった費用 < 発電しておトクになった金額(電気代の削減額、売電収入の合計)
になれば、メリットがあります。
Q22. 太陽熱で発電することはできますか?
A 可能ですが、大規模な設備が必要になります。
太陽の熱を利用してお湯を作ることは、一般的な住宅でも可能です。
Q23. パワーコンディショナ(パワコン)の音がうるさくて近所迷惑になりませんか?
A ファンレスタイプのパワコンはとても静かです。ご参考までに、こちらの動画で音をご確認ください。5月の晴天のお昼(パワコンが一番頑張って動く季節と時間帯)に撮影したものです。
ファンがあるタイプのパワコンは排熱のために多少音がします。しかし、夜は動きません。そして、昼間は車や生活音に紛れてしまいます。どうしても音が気になるようでしたら、ファンレスタイプのパワコンを選定しましょう。
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