防草シート固定ピン|種類・間隔・打ち方・必要本数をプロが写真解説

防草シート固定ピン|種類・間隔・打ち方・必要本数をプロが写真解説

最終更新日 :2018年7月30日 3-1.【自動計算フォーム】5秒でわかる!あなたに必要なピンの本数

「防草シートのピンはどのようなものがあるのかな」
「ピンの選び方や打ち方、間隔がわからない」

あなたはこのようなお悩みを抱えていないでしょうか?

実際にソラサポにはこのようなお問い合わせがたくさんあります。
間違ったピン選びや打ち方をしてしまうと、シートがめくれたりして失敗してしまいます。

せっかく防草シートを敷くのであれば1度で完璧に終わらせたいと誰もが思います。
この記事を読めば、あなたにあった固定ピンを選ぶことができ、失敗しにくい施工方法を知ることができます。

あなたがこの記事でわかること

・防草シートのピンの種類
・ピンの選び方
・ピンの打ち方、間隔
・ピンが刺さらない時の対処法
・テープや接着剤の活用方法

ソラサポが今まで数万㎡のシート敷設実績で培ったピンのノウハウを惜しまず公開します。
固定ピンを買う前にこの記事を読めば、間違った商品を買って損をしてしまうことを避けられるはずです。

目次


1.防草シートに使う押さえ固定ピン(押さえピン)の種類

この章では防草シートを押さえる際に使用するピンの種類を記載します。
下の写真は主な4種類のピンです。

写真で見るピンの種類

それぞれ詳しく解説をしますのでぜひご覧ください。

1-1.鉄製固定ピン

固定ピンの写真

防草シートを止める時に一番使用されるのが鉄製固定ピンです。
昔から使用されていて強度も高いです。

「鉄だから錆びやすいのではないですか?」という質問をよく頂きますが、錆びることで地面に固定され抜けにくくなる一面もあります。
しかし、使用前に濡らしてしまうと錆びてしまうので雨が当たらない場所で管理しましょう。

鉄製固定ピンのメリット 鉄製固定ピンのデメリット
・価格が安い
・プラ杭より強度が高い
・施工がしやすい

・地盤によっては刺さりにくい場合がある

 

鉄製のピンで一般的なのはU字型(コの字型)とJ字型押さえピン

鉄製のピンには主にU字型(コの字型)とJ字型の2種類あります。

防草シート敷設用のU字ピン 防草シート敷設用のJ字ピン
U字ピンの特性 J字ピンの特性
U字型ピンは2箇所とも地面にしっかりと刺されば高い強度を持たすことができます。
しかし、2箇所ともうまく入らず途中で曲がってしまうこともあります。
地盤が固い土地には不向きです。

J字型ピンは地面に刺さりやすく、U字型より施工性が高いので無駄になるロスが少ないです。
また、鉄の量も少ないのでU字型より安く購入することができます。

次の絵はJ字ピンのロス率の低さを解説したものです。

U字ピンを使うデメリット1
U字ピンを使うデメリット2

U字型ピンは曲がってしまって使用できなくなってしまう場合があります。
また、穴は空いたままになるのでそこから雑草の種が入ってしまう可能性があります。
そのため、石などが多い現場ではU字ピンの使用を控えたほうが良いでしょう。

一方でJ字ピンはどうでしょうか。
次の絵を見てください。

J字型ピンを使うメリット1
J字型ピンを使うメリット2

このようにJ字型ピンでは石に当たっても再利用して同じ穴に打つことができます。

当然J字ピンでも曲がってしまってロスが出ることがありますが、U字型ピンより大幅にロスを減らすことができます。
特に広い面積ではこの違いがコストに大きな影響を与えます。

ソラサポでは基本的にはJ字型ピンを使用しています。
太陽光発電所や法人の緑地等の広い面積で使用することが多いので、コストや施工性、ロス率の低さを考えてJ字ピンを選んでいます。

お庭などでは使用本数が少ないのでU字型でもJ字型でもコストの差は大きく出ません。
それぞれの特性を理解した上で、お好きな方を選べば良いと思います。

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1-2.プラスチック杭

プラスチック杭の写真

鉄製押さえピンの次によく使用されるプラスチック製の杭です。
コストは鉄製のピンと変わりませんが、鉄製に比べて少し強度が劣ります。

よく使われる場所は畑などが多いです。
畑などで一時的に作物を作る際のマルチシートに仮止めとして使用されることがあります。
プラスチック製なので長期間使用するのは難しいため、農作期間(半年程度)に使用されています。

ソラサポでは、半年以上使用する現場では使用することをおすすめしません。

プラスチック杭の中でも返しがあるものとないものがありますが、使用するのであれば必ず「返し有り」を選びましょう。
返しなしの場合はすぐ抜けることは非常に多いので、無駄な費用となってしまいます。

プラスチック杭のメリット プラスチック杭のデメリット
・地中の配管を傷つけにくい
・コストが鉄製のピン程度に安価

・強度が鉄製ピンより劣る
・長期間の耐久性が期待できない
・返し無しはすぐ抜ける
・地盤が固い土地には刺さらないことがある

1-3.固定釘+ワッシャー(シート押さえ)

黒丸釘の写真

止めピンやプラ杭の代わりに「」を使う方法があります。
釘単体では刺さってもすぐシートを破ってしまうので、ワッシャー(シートおさえ)が必須です。

固い地盤でもどんどん刺さっていくので、施工性が非常に高いです。
その反面コストが高いので敬遠されがちです。
固い地盤では施工性の高さとロスの低さで考えると、価格差ほどの差はないかと思います。

固い地盤では圧倒的有利なポジションと言えるでしょう。

固定釘+ワッシャーのメリット 固定釘+ワッシャーのデメリット
・耐久性が高い
・施工がしやすい
・固い地盤でも打つことができる

・コストが高い

 

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1-4.ワッシャー(シート押さえ)を使うことで強度UP!

シート押さえ用ワッシャー

ワッシャー(シートおさえ)とは写真のようにピンなどと一緒に使って、抜けにくくするアイテムです。

公共事業では基本的にワッシャーが併用されています。
ワッシャー分のコストは上がってしまいますが耐久性が向上するのでやり直すことを考えると、トータル的にはお得になるかもしれません。

ソラサポでもシートの端っこや柔らかい地質(抜けやすい)の現場で併用しています。

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2.固定ピン(押さえピン)の選び方は土質や用途で決めましょう

ピンは土質や用途で選ぶ

固定ピンの選び方は土質で判断することをおすすめします。

この章では土地ごとにおすすめのピンを紹介します。

2-1.固い地盤におすすめは固定釘+ワッシャー

固い地盤には、固定釘+ワッシャーを使用しましょう。

固定ピンやプラ杭が刺さりにくい土地では、刺さらなくてダメになってしまったピンのロスと時間ロスが発生しますので、最初から固定釘を使ったほうが良いでしょう。

くれぐれも釘単体で押さえるのはやめましょう。
すぐにシートが剥がれてしまいます。

2-2.一般的な地盤には固定ピン

一般的な地盤では固定ピンをおすすめします。

シートを押さえる方法はいろいろありますが、トータルのコストパフォーマンスは鉄製ピンが優れています。
固い地盤でなければ鉄製固定ピンが高いパフォーマンスを発揮するでしょう。

2-3.ゆるい地盤には固定ピンをたくさん打つ

ゆるい地盤にはとにかくピンをたくさん打つことです。

固定ピン、プラ杭、固定釘など、どれを使用しても抜けてしまう可能性があります。

目安としては固定ピンを25cm間隔で打つことです。
例を挙げると、100平米の地盤が緩い土地の場合は1000本ほど用意する必要があるということです。

それでも敷設後にシートがめくれてしまう場合はホームセンターなどでコンクリートブロックが100円程度で売っていますので、重石として使用してみてはいかがでしょうか

2-4.固定ピンの長さは15cm程度を目処に選ぶ

ピンの長さもいろいろあります。
30cm程度の長いピンもありますが、ソラサポでは15cm程度をおすすめします。

確かに30cmのピンがしっかり入れば高い強度を得ることができます。
しかし、地中は深くなればなるほど石がありますので途中で障害物に当たる可能性が非常に高く、ロスにつながります。

30cmのピンを使うのではなく15cmのピンをその分たくさん打てば、30cmのピンを使うくらいの強度を得ることができます。


3.防草シートの固定ピン(押さえピン)の必要数や間隔、打ち方

「固定ピンの必要本数や間隔がわかりません。」というお問い合わせをよくいただきます。
この章では、土地の大まかな縦と横の長さを入力するだけで必要なピンの本数がわかるフォームと、早見表を紹介しています。

また、ピンを打つ際の間隔や、打ち方と必要数の計算方法の考え方も解説しています。

3-1.【自動計算フォーム】5秒でわかる!あなたに必要なピンの本数

こちらのフォームに土地の縦横の長さをそれぞれ数字で入力してください。

50cmの間隔でピンを打つ場合と25cm間隔でピンを打つ場合に必要なピンの合計本数と1平米あたりの本数のご参考にしていただけます。

必要なピンの数量概算

縦の長さm x 横の長さm

50cm間隔でピンを打つ場合 必要本数60.5本です。 1平米あたり6.1本となります。 
25cm間隔でピンを打つ場合 必要本数207.9本です。 1平米あたり20.8本となります。

次の章では、面積あたりに必要なピンの本数の早見表をご用意しました。

3-2.固定ピンの間隔、打ち方の早見表

固定ピンの間隔は最低でも50cm間隔で打ち込みましょう。
ピンを縦横50cm間隔で打ち込んだ場合の対象面積に対しての必要数は次の表をご覧ください。

あなたの土地の面積 予備10%を含む必要最小限の本数の目安
(およそ50cm間隔でピンを打つ)
10平米 70本(7本/㎡)
20平米 125本(6.25本/㎡)
30平米 185本(6.16本/㎡)
40平米 240本(6本/㎡)
50平米 295本(5.9本/㎡)
60平米 353本(5.88本/㎡)
70平米 410本(5.85本/㎡)
80平米 465本(5.81本/㎡)
90平米 520本(5.77本/㎡)
100平米 575本(5.75本/㎡)
500平米 2830本(5.66本/㎡)

これはあくまでも「予備を10%含んだ必要最小限本数」です。

3-3.固定ピンの間隔が50cmと25cmの差を写真で見る

次の写真は固定ピンを50cm間隔と25cm間隔で打った時の写真です。
わかりやすくするためにピンに白色のマーカーで色をつけています。

固定ピンの間隔が50cmと25cmの比較写真

左側は50cm間隔でピンを打っていますが、少々頼りない感じもします。
ピンの間隔が広いことによって地面とシートの間に少し隙間が空いているので強風時に飛んでしまう危険性があります。

逆に右側は25cm間隔でピンはかなり密にお感じになるのではないでしょうか。
25cm間隔で打ち込むと強度も増しますが、費用も多く発生してしまいます。

3-4.固定ピンの必要本数の考え方、計算式

前章で固定ピンの「必要最小限の本数」を紹介しました。
具体的な計算方法は次の通りです。

防草シート固定ピンの必要数の計算式1

まず、シートの縦をX、横をYとして考えます。

必要なピンの数の目安がわかる計算式は次の通りです。

ピンの必要数の計算式の考え方

ピンの打つ間隔を50cmに設定した場合

ピンの必要数の計算式間隔50cm

例① シートの縦2m、横5mの10㎡の土地に50cm間隔でピンを打つ場合

{(200cm÷50cm)+1}×{(500cm÷50cm)+1}+10%=必要本数60.5本 
1平米あたり6本となります。

ピンの打つ間隔を25cmに設定した場合

ピンの必要数の計算式間隔25cm

例② シートの縦2m、横5mの10平米の土地に25cm間隔でピンを打つ場合

{(200cm÷25cm)+1}×{(500cm÷25cm)+1}+10%=必要本数207.9本
1平米あたり、20.7本となります。

3-5.固定ピンをたくさん打つことはメリットが多い

出来るだけピンを少なくしてコストを削減したい。」と考える人が多いと思います。
しかし、長い目で見ると絶対ピンを多めに打っておいたほうがメリットがあります。

ピンでシートの隙間を埋めることで
・シートがめくれにくくなる
・シートの隙間に雑草の種が入りづらくなる
このようなメリットがあります。

シートがめくれてやり直すコストや隙間から生えてきた雑草を除去する手間を考えれば、最初にきちんとピンをたくさん打つ方が良いです。

もしあなたの土地が目と鼻の先ですぐに修復できるのであれば、すぐ修復ができるのでそこまで多くピンを打つ必要はないかと思います。

3-6.固定ピンを減らしたいのであれば2m幅のシートを使用する

それでもピンを節約したいのであれば、2m幅のシートを使用しましょう。

1mのシートよりも重ね部が減るのでピンの数が少なく済みます。
特に広い面積では手間も減るので2m幅をおすすめします。

文字ですとわかりづらいので絵で表現しました。

防草シートの1m幅と2m幅でピンの必要数の違い

重ね代部分が増えるので必然とピンの数も増えます。

2mの重ね代部分以外の場所も少しは打つ必要があるのでご注意ください。


4.固定ピン(押さえピン)がささらない場合の対処法

この章では固定ピンが入らない場合の対処法を紹介します。

4-1.固定ピンの打つ位置を変える

ピンの打つ位置を変えて打って見ましょう。
よくあるケースは地中の石に当たってうまく入らないパターンです。
打つ位置を変えて入る場所を探しましょう。

ただし、一回シートに刺して他の場所で打つと防草シートに穴が空いてしまい、そこから雑草の種が入ってしまう危険性がありますので注意が必要です。

斜めに打ち込むことでしっかりと刺さるケースもあります。

4-2.釘+ワッシャーで押さえる

釘であればほとんどの地盤で打ち込むことができます。
逆に釘も入らないような地盤であれば、雑草も根付きにくいので、防草シートではなく除草剤などで対応した方が良いかもしれません。

4-3.コンクリートブロックを重石代わりにしてシートを押さえる

ホームセンターで100円程度で販売されているコンクリートブロックを重石として使用するのも一つの方法です。

しかし、コンクリートブロックだけでは強風が吹いた時にめくれ上がってしまう恐れがあります。
コンクリートブロックはあくまでもサポートするものとして考えましょう。

 

太陽光発電 標識 販売

5.防草シート用テープや接着剤などの固定ピンの代用品は?

防草シート専用の「テープ」や「接着剤」がありますが、固定ピンと役割が異なります。
この章ではテープと接着剤のそれぞれの役割を解説します。

5-1.防草シート専用テープの使い道

防草シートテープ

防草シート専用テープの使い道はいくつかあります。

・シートの間に貼って雑草の種の侵入を防ぐ
・ピンに貼ってピンの隙間から雑草が生えるのを防ぐ
・経年劣化等で損傷した箇所の補修として使用する

このような役割があります。
ピンの代用品というものではなく、ピンと併用して雑草対策としての効果を向上されるサポート品です。

岩谷マテリアル 防草シート補修テープ 黒 80mm×10m

5-2.防草シート専用の接着剤の使い道

防草シート用の接着剤

防草シート専用の接着剤の使い道は
・シートの間に使用して雑草の種の侵入を防ぐ
・構造物(家のコンクリート壁など)に防草シートを密着させる

シートの間に使用するのはテープと同じですが、構造物とシートを密着させるのに有効です。
ピンでは構造物のギリギリに打ったとしても少しの隙間ができてしまいます。

接着剤であれば壁際に塗ってシートを止めれば隙間を作らず敷くことができます。
そのため、接着剤はピンで止めれない壁際などで活躍する商品です。

防草シート用 接着材 ボナタイト(カートリッジ:333ml)
※別途コーキングガンが必要です

まとめ

いかがでしたでしょうか。

この記事の内容をまとめると
・ピンは基本的に4種類(U字ピン、J字ピン、プラ杭、固定釘)
・ピンは土質や用途で選ぶ
・ピンの打ち方は「最低でも50cm間隔で打つ」
・ピン刺さらないときは、「打つ場所を変える」「釘+ワッシャーで打つ」「コンクリートブロックを併用する」
・防草シートのテープはピンのサポート品、接着剤は壁際で使用する

ということです。

あなたがピンを適切な用途で選んだピンで雑草対策をすればより有効なものになります。

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